2022年8月8日の注目キーワードは……
CG(コンピューターグラフィックス)で作られた「バーチャルインフルエンサー」が百花繚乱(りょうらん)時代を迎えている。ブラジルや米国、日本などで数十万から数百万人規模のフォロワーを持つスターが相次ぎ登場。サントリーなど、自前のバーチャルヒューマンを広告塔にする企業も増え始めた。時に本物の人間をしのぐ影響力を持つデジタルな彼らを追った。
イマは2018年に誕生した日本のバーチャルインフルエンサーの先駆けの1人。インスタグラムで約40万人、TikTok(ティックトック)で約49万人のフォロワーを抱え、多くをブラジルや米国、インドなどの海外ファンが占める。
SNS時代ならではの企業側の事情もある。過去の言動やスキャンダルなどで炎上するインフルエンサーが絶えない中、「ブランドはリスクのない存在を欲しがっている」(佐田CMO)。過去が正確に管理されているバーチャルヒューマンであれば問題があるか否か保証しやすい。
足元では世界中で続々とバーチャルヒューマンが誕生し、市場と影響力を着実に拡大している。米ザ・インフルエンサー・マーケティング・ファクトリーが3月に米国で実施した調査によれば、58%の人が少なくとも1人のバーチャルインフルエンサーをフォローし、35%は宣伝されたモノやサービスを購入したことがあると回答した。
ブラジルのボールド・クリエイターズ・クラブによると市場規模は18年時点で世界で約46億ドル(約5980億円)で、19~25年にかけて年平均成長率は26%を超える見込み。影響力の強まりを受け、米メタは足元でバーチャルインフルエンサーにも公式であることを示す「認証バッジ」をインスタグラムなどで付与し始めた。
日本経済新聞
世界中で、バーチャルインフルエンサーが、増殖中です。
確かに、CGなどの技術が進化して、人と区別がつかないような事態にもなっています。
例えば、総理大臣のCGが、フェイクニュースを流したり、悪用されなければ良いのですが。
そういうわけで、メタは、「認証バッジ」を付与し始めたのでしょうね。
もっとも、総理大臣よりも、イマが、なんかした方が影響大きいですが。
世界の流れに乗り遅れないようにしたいものです。