2022年8月30日のトレンドワード1位は……
株価下がってますが、買い付け価格を上げるかも。
オイシックス・ラ・大地は29日、シダックスにTOB(株式公開買い付け)をすると発表した。最大で33%の株式取得を目指しており、取得価額は100億円弱となる。6月にシダックス筆頭株主の投資ファンド、ユニゾン・キャピタル(東京・千代田)の保有株を買い取ると発表しており、TOBを通じて取得する。
買い付け価格は1株541円。29日の終値(635円)よりも15%低い。買い付け期間は30日から9月28日まで。TOB成立の下限は1479万株(全体の27%)、上限が1825万株(同33%)で、下限に達しない場合は買い付けをしない。
TOBの下限はユニゾンの保有株分にあたる。ただしユニゾン側とは現時点でTOBへの応募契約は結べていない。ユニゾンはシダックス取締役会の賛同表明がなければ応じられないなどと主張しているという。シダックスは同日、TOBに対する賛否や応募推奨の可否は結論が出ていないと発表した。
日本経済新聞
終値よりも安い金額で、TOBをするのですね。
賛同を得られないのも、分かる気がします。
既存株主も、心中穏やかではないでしょう。
普通は、TOBで、株価が、20%くらい上がるものですよね?
オイシックス・ラ・大地では個人のお客様向けの「食品宅配」事業をはじめとし、食品宅配の事業運営で培った独自のソリューションを提供する法人様向けサービスも展開しています。
2018年10月には、らでぃっしゅぼーやと経営統合しました。
Oisixの約束は……
シダックスは、フードサービスの他にも、色々な事業に取り組んでいます。
フードサービスでは、食堂、給食などに力を入れています。
公式サイトオイシックスの時価総額は762億円で、シダックスは326億円なので、飲み込まれる感じでしょうか。
主に、フードサービス分野での相乗効果を狙っているのでしょうが、オイシックスの事業分野も、一気に拡大するので、そこも狙いなのでしょう。
今後は、TOB成功のために、買い付け価格を引き上げたりするのでしょう。
今は、その布石を打っている状況でしょう。
そのフードサービスの分野は、「ネットスーパー」「巣ごもり」「農業関連」「内食」「インターネット通信販売」「農産物輸出」など、魅力的な業界になっています。
TOBが成立したら、良い会社になってほしいですね。