2022年9月21日のトレンドワード1位は……
GAFAも、適応していくでしょう。
「GAFA」と呼ばれる米巨大IT(情報技術)企業の中でも、メタや米グーグルは無料サービスで集めた個人データを武器に広告収益で急成長してきたが、世界的なプライバシー規制で岐路を迎えつつある。
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの共同創設者でWeb3を提唱したギャビン・ウッドは政府や特定の企業に依存しない新たなネットの必要性を説いた。強大になりすぎた影響力を脱して「個」の力を強めるWeb3の思想に、IT技術者たちはネットの理想郷を見る。
「一つの組織が世の中であれだけの力を持っていいのか」。分散型金融(DeFi)のセガファイナンスを立ち上げた豊崎亜里紗もグーグルを去った一人だ。「トークン」の保有者全員が投票して方針を決めて事業を育て、収益を分配するDAO(分散型自律組織)は特定の権力へ集中が起こりにくい。
テック株が多いナスダック総合株価指数の2022年上半期の下落率は3割弱と指数算出以来最悪となった。米CBインサイツによると、同期のスタートアップ調達額は21年下半期から27%も減ったが、ブロックチェーン(分散台帳)関連の資金調達は157億ドル(約2兆2千億円)と2%減にとどまる。Web3に限ると100億ドルと45%増えた。
2000年代にSNS(交流サイト)など双方向ネットのWeb2へ移行し、GAFAが主役の座につく中でも、一世を風靡した米マイクロソフトの「ウィンドウズ」は生き残った。東京大学大学院教授の茂木源人は「ブロックチェーンは平準化や脱中央集権につながる思想を持つが、すべてが置き換わるとは考えにくい。GAFAと共存していく形になっていくのでは」と予想している。
日本経済新聞
手前味噌ですが、以下のサイトをご覧ください。
Web3とはこの中で、以下のようなWeb3のサービスがあります。
このように新たなサービスは、もうあるのですが、まだ置き換わる段階ではないようです。
ただ、置き換わるというよりは、今のGAFAが、適応するという方が正確な気がします。
記事の中にある「ウィンドウズ」についていえば、ネットを介して、ファイルを保存したり、アプリを使えたりするわけで、その役割は、未だ健在です。
GAFAも、同じようなサービスをWeb3でもできるようにするのではないかと思います。
もし変わるなら、Web3のサービスの方が、どんどん進化していくような世の中になるのではないでしょうか。
Web3になって変わることの一つは、ユーザーが、どんどんサービスを生み出すようになることでしょうか。
世界中のユーザーが、サービス向上に一役買えば、加速度的に世界が変わる。
そこが、理想郷なのではないでしょうか。
脱GAFAというよりは、GAFAも形を変えて、適応していくでしょう。
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