2022年9月27日のトレンドワード1位は……
すでに火を吹いている感もあるのですが。
英国で通貨安と金利上昇が加速し、金融市場の新たな火種になってきた。ポンドは26日に対ドルでの過去最安値を更新した。トラス政権が減税を柱とする経済対策を打ち出し、財政やインフレの悪化につながる懸念を生んだためだ。英市場の動揺は、世界が直面するインフレ対処の難しさを映す。
日本経済新聞
25日投開票のイタリアの上下院の総選挙で、野党の極右「イタリアの同胞(FDI)」が第1党に躍進し、ポピュリズム(大衆迎合主義)色の濃い右派政権が誕生する見通しとなった。新政権が欧州連合(EU)と距離を置いてロシア寄りの立場を打ち出す懸念もあり、西側の結束に影を落としている。
日本経済新聞
二人とも、結構若い女性ですね。
女性の活躍が著しいのは良いのですが、この方針は、本当に正しいのでしょうか。
英国では、減税を柱とする経済対策を打ち出したのに、金融市場の火種になってしまった。
イタリアでは、EUと距離を置いて、ロシア寄りの立場を打ち出す。
欧州が揺れています。
やっぱり、通貨を統一したり、結束を強めたりしても、一つにはなれないのでしょうか。
当たり前じゃん、という意見もあるでしょう。
でも、ユーロ導入は悲願であり、それをやり遂げたのもまた、EUだったはず。
それで、欧州が、一つになりかけた。
ウクライナ問題は、その副作用みたいなものの一つなのかも知れませんね。
欧州が、結束を強めれば強めるほど、ロシアを刺激してしまったのです。
これで、イタリアもEU離脱なんてことになったら、崩壊への道を突き進むことにも……。
折りしも、日本では、安倍元首相の国葬が行われています。
その国葬にさえ賛否両論あります。
国家すらも、一枚岩にはなれないのでしょうね。
どうして、一つになれないのか。
おそらく、「一つになろうとしていないから」ではないでしょうか。
結局、「一つではないことを認める」ところからスタートでしょうね。
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