2022年10月18日のトレンドワード1位は……
結構長いもみ合い相場になると思います。
ドル円は一段と上昇し、150円の大台が視野に入りつつある。ただ、今のところ大きなサプライズはない。日米実質金利差(10年)とドル円の相関性から試算すれば、ドル円は既に150円に達していてもおかしくない状況だ。
来年米景気悪化が顕著になるとすると、23年は通年でドル円が下落基調になるとみている。ただ、弱いのはドルだけではない。欧州、英国なども問題山積で、円に対しては弱含む可能性がある。また、本来ドル安は新興国通貨にとってはポジティブである一方で、米国がリセッションに陥れば、資源価格は下落し、資源国通貨も下落しよう。また、新興国通貨は一般的に市場心理の悪化に弱いため、米景気後退によって市場全体が「リスクオフ」に傾けば、結局対円では下落するかもしれない。
日銀は来年、イールドカーブ・コントロール(YCC)の修正に踏み切るとみられ、これらを踏まえれば、むしろ来年は円が一時的に独歩高となるリスクを見ておく必要がありそうだ。とはいえ、来年通年でみても、ドル円の下落は130円付近、2025年までのスパンでみても120円をやや割り込む程度にとどまるとみている。米国の景気後退は1年ほど続く可能性はあるものの、比較的浅いと思われるため、米実質金利が再びマイナス圏に陥るほどの大幅利下げの必要はなさそうだ。
過去30年程度の超長期で円の名目実効為替レートと日銀短観を重ねてみると、大企業製造業、中小企業製造業、全国企業全てにおいて、円高時には景況感が悪化し、円安時には景況感が改善するという、負の相関関係がある。今年はあまりにハイペースな円安に悩まされた1年間となったが、来年はむしろ円高にひやりとさせられる場面もあるかもしれない。
ロイター
確かに、何かと曲がり角を迎えているような気がします。
米国のインフレピーク、利上げ(金利、ドル高)、株安など……今までの流れが、逆流を始めそうな予感。
まずは、インフレのピークは過ぎたようです。
そして、おそらく、11月の米国利上げが、大幅利上げとしては最後。
金利も下がり始めて、ドル高も収まってくるでしょう。
そして、米国株も復活の兆しを見せるでしょう。
と、なると誰もが思っている。
ところが、そうはならないのが、現実。
ウクライナ問題、枯渇による資源高、食料問題……これからも、問題山積です。
これらが、ドル円にどう影響を及ぼすかは、だいたい想像がつきますが、ドルの強さは、まだ続くのでは?
それに、日本の緩和政策は、まだまだ続くようなことを言っていますし、利上げと言っても、0.25%とか言いそうだし、そう簡単に円高になるとも考えにくい。
円の価値を過信しすぎです。
有事の金、あるいは、豪ドル、元などが、資金の待避先になったりするのではと見ています。
多分、大外れすると思うので、影響を受けないでほしいのですが、色々想像するのは、楽しいですね。
「貯蓄から投資へ」で、一番変わるのは、経済感かも知れませんね。
経済に興味を持って、民度を上げましょう!
一応、予想しておくと、円高になる前に、結構長いもみ合い相場になると思います。
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