2022年10月20日のトレンドワード1位は……
スマートフォンを1年間充電しなくてもよくなる。
「スマートフォンを1年間充電しなくてもよくなる」。NTTで研究開発担当の川添雄彦副社長はそう語る。開発中の「光半導体」を使えば、消費電力が劇的に減り「夢のスマホ」が2030年代にも実現できるという。
19年4月、英科学誌「ネイチャーフォトニクス」のオンライン版に載ったNTTの論文が世界に驚きを与えた。半導体チップの信号処理を電気ではなく光で行う光電融合技術の実用化が現実味を帯びたからだ。
日本経済新聞
かつてない技術をひっさげて、通信の巨人が新たな情報通信革命を起こそうと牙を研ぐ。神奈川県厚木市の丘陵地にあるNTTグループの研究所。緑に囲まれたこの研究所のクリーンルームなどで「光の半導体」の技術研究開発が進んでいる。
正式には光電融合デバイスと呼ばれる。フォトニックネットワークデバイスプロジェクトの亀井新プロジェクトマネージャが、開発したチップを見せてくれた。亀井氏によれば「従来の半導体上で電子回路が担ってきた情報のやり取りを光回路に置き換える」という。
電子が通る銅配線のかわりに、シリコンに光を閉じ込めて通す道「光導波路」を形成する。従来のように半導体工場の製造工程で生産することができる。電子ではなく、より高速の光を使って、情報を伝えて処理することで、「これまでにない超低消費電力、超高速処理で半導体が動くようになる」(亀井氏)のが特徴だ。
日本経済新聞
量子チップとは違うものなのでしょうか?
おそらく違うものなのでしょうが、なんとなく量子チップよりも、実用化が近い気がします。
なんの力にもなれませんが、その恩恵は受けられるのでしょう。
それにしても、「スマホを1年間充電しなくてよくなる」とは、面白い話です。
そこまで省エネなら、体温とかで充電できそうです。
ペルチェ素子とかで。
いずれにせよ、この分野も、発展が待たれますね。
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