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【初心者】テレワークではじめる株式投資入門(アフターコロナ)
はじめに
テレワーク(在宅勤務)や週休3日制などになって、家で仕事をしながら、株式投資をはじめる方が、増えています。そんな株式投資入門者の皆様に向けて、株式投資の基本と将来の展望などについて、「多様性」を交えて、指南いたします。「鉄則」「一昔前の投資術」「新型コロナウイルス」など、各アトラクションをお楽しみください。
鉄則
鉄則はただ一つ。
「お金の向かう先に投資すること」
一昔前の投資術
- 前は、「景気が良くなりそうならば株を買い、不景気になりそうならば金や円を買う」と言うのが、鉄則でした。つまり、お金は、常に、順ぐりにどこかに投資されているのです。
- その後、インターネットの普及のおかげで、ネット証券が、乱立しました。そして、多くの株式投資入門者が、株を買いました。その流れに沿ったのが、「ITバブル」でした。つまり、株式投資をする人が増えると、それだけ、お金が集まり、株価は上がるのです。
- さらに、ネット証券の手数料が下がり、毎日何度も売買を繰り返す「デイトレード」が、流行りました。そこでの鉄則は、欧米の株式市場やニュースの流れで、日本株が、少ししか上がらないであろう日は、「小型株」を売買して、大きく上がるであろう日は、「大型株」を売買することでした。大げさなことを言えば、日経平均が下がる日でも、小型株の一部は、暴騰することもあるくらいでした。そこに、お金が向かっていたのです。
一般的なこと
- 「株式投資は、ゼロサムゲーム」だと言う言葉があります。つまり、誰かが儲かれば、誰かが損をすると言うのです。しかし、これは、間違っています。株価が上がる時は、ほとんどの人が、資産を増やして、損をしないのです。つまり、みんな儲かるのです。株式は、何十年も前から、基本的には、右肩上がりです。昔、株式に投資をしていれば、ほとんどの人が、資産を増やすことができていたのです。それが、バフェット氏をはじめとする著名投資家と言われる方々を生みました。
米国株式ダウの50年チャート
出典:JAPAN CORPORATE ADVISORY
- ただし「バブル崩壊」と言うものがあります。この時には、ほとんどの人が損をします。しかも、大損です。下がるほど儲かる「空売り」というものもありますが、お勧めしません。ただ、棒グラフの「市場の出来高」を見るように、株式投資が、一般的になってからは、おおよそ上がっているのです。
日経平均の50年チャート
出典:JAPAN CORPORATE ADVISORY
- 株価は、色々な事象によって、上下します。今、一番大きいのは、政策でしょう。「アベノミクス」です。菅首相も、それを引き継いでいると思います。これは、大量にお金を発行して、日銀が、株を買うと言うまさに「異次元」の金融緩和策です。その結果、市場にお金が、大量にばらまかれました。「金余り時代」の到来です。
- お金は、行き場を失くして、株式に流れ込んでいるのです。昔の鉄則を破って、株と金が、同時に上がると言う事態を引き起こしています。
- 新型コロナウイルスの蔓延で、株式投資どころではないと言う方も多いでしょう。しかし、各国が、大量に通貨を発行して、それが、色々な機関に行き渡っているのです。お金は、持っていても仕方ないので、投資に回します。それが、現在の株高に拍車をかけているのです。
- 「NIKKEIマネーのまなび」と言うところに、以下の動画がありました。タイトルは、「投資していない人でも株式市場を見るべき3つの理由」です。
新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの蔓延により、株式市場は、一時大混乱しました。しかし、恐ろしいほどの勢いで、回復しました。これは、今までになかった例になったでしょう。
コロナ前後の日経平均株価
出典:Bloomberg
さらに、この未曾有の大惨事において、株価を上げた会社も多くありました。以下、コロナ前後の株価騰落率の表です。銘柄選びさえ間違えなければ、こんな状況でも、利益は出るのです。これが、金余りの力です。例えば、上昇率1位のアンジェスは、新型コロナウイルス薬などをテーマにした会社です。
上昇率ランキング
順位 |
社名 |
騰落率 |
1位 |
アンジェス |
444.84% |
2位 |
メドレー |
138.1% |
3位 |
弁護士ドットコム |
120.4% |
4位 |
GMOペイメントゲートウェイ |
83.2% |
5位 |
レーザーテック |
79.7% |
下落率ランキング
順位 |
社名 |
騰落率 |
1位 |
前田道路 |
-37.1% |
2位 |
東洋製罐グループHD |
-33.8% |
3位 |
コニカミノルタ |
-31.9% |
4位 |
IHI |
-31.7% |
5位 |
ユニバーサルエンターテイメント |
-27.7% |
2020/2/28~2020/5/29を比較
出典:
カブヨム
リスク
- 新型コロナウイルスには、驚かされましたが、将来、もっと驚くような事柄が起きることもあるでしょう。例えば、金が、人工的に安く作れるようになるとか。金価格は、暴落です。でも、金を売ったお金は、また投資に回るのです。例えば、金を材料に使っている電子機器メーカーの株は、上がるでしょう。電子機器も安くなります。とにかく、何が起こるか分からないと言うことです。
- 今までは、通貨を大量に発行すると、インフレーションになっていたと思います。ところが、そうならないのが、昨今の情勢です。上記のように、時代の進化が、そうさせているのかも知れません。しかし、低金利などで悲鳴を上げている業界もあります。それを救う為に元に戻すのか、この状態をキープして、新しい業態の誕生を願うのか。世界の選択にかかっています。「金融緩和を縮小する」と言う兆候が見えた時、バブルは弾けるのかも知れません。
- 事実、2020年9月、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める会合を開き、ゼロ金利政策を少なくとも2023年末まで継続するという見通しを示しました。つまり、その前に大規模な調整局面を迎えるリスクがあるのです。
- バブルになる時には、いつも個人投資家の参加があったように思います。そして、バブルが弾けて損をするのは、そう言う初心者です。十分、ご注意ください。
コロナ後の世界の通貨の騰落
入門者へのアドバイス
- テレワークの傍でやるのであれば、数週間〜数ヶ月のスパンで、投資することをお勧めします。もっと長くても良いくらいです。その間に、株価が、下がらなければの話ですが。
- 「つみたてNISA」辺りから、はじめて見ても良いかも知れません。「投資信託」などもありますが、手数料などをよく調べましょう。
- テレビの経済番組や新聞に影響されないように。「テクニカル分析」や「ローソク足」とかの勉強は、ほどほどにすること。
- 注目銘柄が下がったからと言って、すぐに「逆張り」をしない。お金が逃げて行きます。
- 得意な分野の銘柄を扱った方が良いことが多い。ゲーム会社勤務なら、ゲーム関連株に投資するとか。
- 「分散投資」をお勧めします。
- ほどほどのところで、利益を確保して、常に、「次にお金の向かう先」を意識する。
- 投資に向いていなければ、即辞める。
展望
株価は、右肩上がりと言いましたが、その理由の一つが、世界の人口の増加です。人口が増えれば、物が必要になるから、会社が潤うと言う訳です。株を買う機関や人も増えますし。
世界人口の推移の予測
出典:Benesse
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