たとえ人形であっても、偏った美の基準を推奨するのは、幼い女児が自分の容姿を否定することにつながると懸念されている。だからこそ、子どもたちの身近に存在して寄りそうバービーにも、インクルーシブな価値観が求められている。
こうした背景を受け、インクルーシビティーの範囲は広がりを見せている。現在では、義足や車いすに乗ったバービーなども登場している。ちなみに、20年に最も売れた商品は、車いすに乗ったバービーだったというのも興味深い。
ITmedia
障害のある方にとっては、あのバービーが、義足であったり、車いすに乗っていたりするのは、とても心強いでしょうね。それにしても、最も売れたのが、車いすに乗ったバービーというのには、驚きました。
欧米では、三人称複数の人称代名詞の「they(彼ら)」という言葉が、特定の性別には分類されない「ノンバイナリー」の人々などを指すジェンダーニュートラルな代名詞として浸透しつつあります。また、theyに限らず、どの代名詞で呼ばれたいかをSNS上で意思表示する人が増加中。
COSMOPOLITAN
- she/her/hers(彼女)
- he/him/his(彼)
- they/them/theirs(性的にニュートラルな代名詞)
- ze/zir/zirs(性的にニュートラルな代名詞)
この議論、最近よくありますが、まずは、性別の代名詞からスタートして、本当の意味でのジェンダーニュートラルを目指すのでしょう。日本は、その入り口に立ったばかり。これ以上、世界基準から遅れないようにしたいものです。
ケイン氏は「マジョリティとは『多数派』ではなく『気にしないで済む人々』を指す」と再定義しています。確かに、単純に数や人口比だけでいえば政治や国を動かす層がマイノリティとなりますので、「『マジョリティ=多数派』『マイノリティ=少数派』というのは違うのでは?」という疑問は割と「いい質問」だと思います。
一方、「騒いでもらえるだけ有難いと思いなさい」という別視点もあります。それは「かわいそうランキング」という独特の比喩ないし尺度です。
障害者.com
「マジョリティ」などに関する再定義が、興味深いです。
俳優であり、映画監督であり、人道支援活動家でもあるアンジェリーナ・ジョリー氏が、ナショナル ジオグラフィックのために印象的なポートレートの撮影に挑んだ。その目的は、5月20日の「世界ミツバチの日」を記念してハチ保護の緊急性を訴えること、ひいてはユネスコとフランスの化粧品会社ゲランによるハチ保護プログラムに人々の注目を集めることにある。
NATIONAL GEOGRAPHIC
インパクトのある写真ですね。日本の成功者も、こうした活動をもっとしないと、多様性の時代に乗り遅れてしまいます。
会議でうまく発言するにはどうすればいいのか。話し方コンサルタントの阿隅和美さんは「話している人に視線を送り、『次に話したい』という合図を送るといい」という――。
PRESIDENT
記事では、会議でのノウハウが紹介されています。
「Z世代は物心ついた頃からインターネットが当たり前のものとして存在するデジタルネイティブな時代に育ちました。その結果、身近なニュースから一見ハードルが高そうな政治分野や社会の課題まで関心を示し、構えることなく考えたりネット上で発信したりするようになったのだと思います」と伊藤さん。これがZ世代の強みだという。
従来は上下関係が厳しく、「上司が絶対」という職場環境が多かった。だが、Z世代が活躍する今こそフラットな関係を構築するリーダーシップが重要で、Z世代リーダーにはそれが求められているという。
日経woman
Z世代を受け入れることも、社会の重要な多様性の一環です。Z世代の努力も必要ですが、会社の上司も、歩み寄りの必要がありますね。そうした組織に、優秀な人材が流れて行くのでしょう。
2020年、小学校でのプログラミング教育が必修化されました。元グーグル米国本社副社長兼日本法人社長の村上憲郎氏は、「文字通り小学校でプログラミングの基礎を学ぶということではなく、プログラミング的な考え方を身につけるためのもの」で、「これからの人材が身につけるべき基礎教養である」と言います。
反転学習(flip teaching、または、flipped classroom)とは、まずこのような課題や問いを生徒に与え、自宅学習で考えさせて、その考えた結果を次の授業に持ち寄らせ、発表させて行ないます。たどり着いた答えの多様性や、たとえ同じ答えにたどり着いたとしてもその答えに至る過程の多様性を体験させて、「答えは1つではないのだ」ということを思い知らせるのです。
「反転学習」あるいは「アクティブ・ラーニング」は、そのようにして、多様性の表現、共有、それをめぐる質疑、つまりは、協働学習を実現させることを目標とする、新しい授業形態です。
東洋経済
流石に専門家だけに、良く分かる記事でした。確かに、eラーニングのテキストが、あまりにも出来過ぎていると、弊害があるかも知れません。本当に上手く学びをさせてもらえるように工夫してもらいたいものです。
ヤフーは、深層学習と自然言語処理(AI)によりコメントの質を評価する「建設的コメント順位付けモデル」のAPIを「NewsPicks」、「攻略大百科」、「ママスタコミュニティ」に無償提供したと発表した。
「建設的コメント順位付けモデル」のAPIを利用することで、導入企業はコメントに付与されたスコアを利用して、コメント表示順の改善や、人的なパトロールの効率化、レコメンドなどの活用が可能となる。
impress
これからの情報化社会では、このようなAIを使った効率化は、さらに進むでしょう。コメントをAIが作成・投稿するようになれば、AI対AIの戦いですね。
生後初めての便から、乳児の将来の健康に関する重要な情報が得られる可能性のあることが報告された。新生児が生後1〜2日の間に排泄する黒緑色の胎便と呼ばれる便は、生後1年以内のI型アレルギー(以下、アレルギー)発症リスクと関連することが明らかになったという。I型アレルギーは、IgE抗体が関与するアレルギーで、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症などを主な症状とする。
論文の筆頭著者で、同大学小児科のCharisse Petersen氏は、「胎便は、いわば、胎児が出生前に何に曝露したのかが分かるタイムカプセルのようなものだ。胎便には、胎内で母体から移行して蓄積したあらゆる分子が含まれている。そうした分子が、最初期段階の腸内細菌群のえさになる」と説明する。
HealthDay
興味深い研究です。確かに、血液とかを調べるよりも、「タイムカプセル」を調べた方が、分かることも多いでしょう。ここで、足りないものが分かったら、すぐに補填したりすれば、アレルギーを改善できたりするのでしょうか。
日本にも外国人を親に持つ人々が増えてきた。一般的にもそうだが、サッカー界ではその割合はさらに高い。これはすでにヨーロッパでは30〜40年前にあった現象で、日本もようやくそうなってきたわけだ。
日本、メキシコ、アイスランド、スウェーデンなど、均質的なチームの良さもあるが、W杯で多様型のチームが有利なのは明らかである。かつて日本サッカーの重鎮だった人が、「日本が世界で伍していくには?」と聞かれて「国際結婚を増やすこと」と答えた。半分冗談だったのかもしれないが、それから50年ほど経ってみて本当にそうなりつつあるわけだ。
ZONE
「国際結婚を増やすこと」というのは、面白いですが、ラグビー日本代表や大相撲などを見ていると、笑ってもいられません、という言い方は、時代錯誤でしょうね。スポーツの世界では、今まさに多様性を受け入れる土壌ができたのだと思います。世界が、色んな意味で繋がり、世界中が、人種のるつぼになっていくでしょう。
世界中の人たちをとりこにしているスマートフォンゲームの「ポケモンGO」。ハマった人であれば、地域限定のレアキャラが存在することをご存じでしょう。
実は、この架空の生き物ガルーラを学問に応用し、実際の生き物の生息研究を発展させることに成功した科学者が沖縄科学技術大学大学院(OIST)にいます。彼のユニークな研究成果を紹介します。
GLOBE+
博士は、「自然界の多様性は進化論では説明できない」という持論をお持ちだそうです。難しいテーマですが、生命の起源とかを考えると、あながち神様が作ったという説も、間違いではないように思えて来ます。いずれにせよ、人間は、殊勝な言動をすべきでしょう。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは5月13日、PS4用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」上で、FIAとIOCによる「オリンピック・バーチャルシリーズ モータースポーツイベント」のグローバルオンライン予選を開始した。
開催期間は2021年5月13日〜6月23日。タイムトライアル形式のグローバルオンライン予選ステージが5月13日にスタートし、計16名が各地域から選出され、そしてクライマックスとなるワールドファイナルを迎える。
Car Watch
とても面白そうなプロジェクトですね。これなら、世界のゲーマーが、同じ舞台で対戦できますし、世界ランキングなんてのも算出できます。自己申告になるかも知れませんが、小学生の部とかがあれば、幅広いゲーマーが、楽しく参加できそうです。そうなってくると、賞金も高額にできるでしょうし、ゲーム中に広告を出せば、資金も得られます。当然考えていることでしょうが、それを実行するのは、流石ソニーですね。
ネット上で使われている言葉やマスメディアが使っている言葉にそのネガティブイメージの一因があると考え、吃音に対する一般的な認識を変えるために、ウィキペディアと共に「Find the Right Words(適切な言葉を見つけよう)」というキャンペーンを展開した。これは、2020年10月の国際吃音啓発の日(ISAD)に、ウィキペディア上で、吃音に対する誤解やネガティブな印象を植え付ける言葉を、より適切な表現に書き換えるものだ。
IDEAS FOR GOOD
ものすごく先進的な取り組みだと思います。世界中の人々が、このキャンペーンに参加してくれることが、何よりの援軍でしょう。吃音の方も、随分と勇気付けられたと思います。みんながハッピーになれる方法が、いっぱいありますね。
ヤマハ株式会社(以下、ヤマハ)が2020年5月にリリースしたリモート応援を楽しめるアプリ『Remote Cheerer powered by Sound UD』(以下「Remote Cheerer」)。ユーザーは「トークルーム」を立て、スポーツの試合実況や解説、雑談など音声トークの配信や、それを聞いている他のファンとの交流を通じてインタラクティブに試合観戦を楽しむことができる。
アプリ内にあるボタンをタップするとスタジアムのスピーカーから声援が流れる『スタジアム連動機能』も提供しており、“応援”は「Clubhouse(クラブハウス)」などの音声コミュニケーションを軸とした類似アプリとの違いでもある。
footballista
多分、多くの人が考えたであろうシステムだと思います。逆に言えば、多くの人が、待ち望んだシステムが、できたとも言えるでしょう。コロナがどうなるか分かりませんが、スタジアムに足を運べない人が、より観戦を楽しめることになりそうで、期待が持てます。海外にも、打って出ることができるでしょう。海外の試合の観戦にも、このシステムが使われれば、楽しみも増えますね。
新しい観光を再定義するトラベルテックカンパニー/エスビージャパン株式会社(代表取締役:中元英機、 以下当社)は、リアル観光が低迷するコロナ禍において、全国的に拡がりをみせる「オンライン体験・オンライン観光プログラム」の予約販売サイト「on journey」(オンジャーニー)を開設し、本日5月10日よりプログラムの登録受付を開始しました。
登録料無料!プログラム販売手数料20%でサイト運営する成果報酬型モデルのため、事前の費用負担はありません。この時期だからこそ、全国一丸となって新しい体験・観光市場を創っていきませんか。
PR TIMES
コロナによって、創出されたサービスの一つです。これまでになかったものが、生み出されて、経済の底上げに寄与することでしょう。今後は、その質を高めていく必要があります。例えば、海外の会社などが連携して、海外旅行のオンライン観光をしたりすれば、より魅力的なサービス展開ができます。
コロナ禍で浮き彫りになる女性の失業・貧困問題。最たるものがホステスなどのナイトワークの女性たちだ。シフト減少に閉店、減収、失業…。夜の仕事から昼への転職に特化した人材紹介業「昼job」(東京都新宿区)では、求職者がコロナ前の3倍に達している。コロナ禍は人生を変える転機。夜の仕事で培った、コミュニケーション力や売り上げに対するガッツを生かして、営業職などで成果を出す女性が増えているという。
産経新聞
コロナ禍で生まれた素晴らしい仕事ですね。こういうことを考え出すことができるのは、そういう経験をして来ているからこそ。色々な社会経験が活かされているのだと思います。若者の転職が問題になっていますが、悪いことばかりでもないのかも知れませんね。多様性の時代に、仕事・事業を創出することが、求められているのでしょう。
「クラウド郵便」とは、企業に届く郵便物をデジタル化して、クラウドを通じてユーザーに送信するというサービス。ユーザーは電子メール感覚で郵便物の内容を確認できる。利用者は、郵便物に一切手を触れる必要がない。
具体的な利用の流れはこうだ。会社に届いた郵便物をatenaが回収し、センターで郵便物の外見を撮影、デジタル化してユーザーに知らせる。知らせを受けたユーザーは、開封して内容をスキャンして送らせるか、そのまま郵便物を転送させるかを指示できる。ジャンクな郵便物などの廃棄も選択できる。
techcrunch
テレワーク向けにも良いですが、コロナ対策としても、有効ですね。郵便物にも、ウイルスは、付着しているでしょうから。しかし、そこまでやるかという気もしますが。普通の会社だったら、社内に担当部署を作って、同じことをするでしょうね。
ノンアルコールドリンクがお酒を飲めない人だけのものだったのは、もう昔の話。生活の質を重視するウェルネスブームや多様性の高まりから、日本でもノンアルコールが流行の兆しを見せていて、お酒が飲める人も飲めない人も価値観が変わり始めている。
ビールはこれまで大手メーカーのものが主流だったが、個性的な味わいのクラフト系も徐々に増加。スパークリング系は、無添加で植物由来のものが多く、またボトルのデザインもハイセンスで、さまざまな年代や国の人が集まる華やかな場所にも馴染み、気兼ねせず乾杯を楽しめる。
また、おうち時間にノンアル飲料を使ってオリジナルのモクテルに挑戦してみるのもおすすめだ。
CREA
色々なところに多様性の波が来ています。そして、需要を創出して、経済が活性化しています。こうして、知恵を絞って、経済を上昇させれば、金融緩和などしなくても、自立していけるのかも知れませんね。その中心に多様性があるのは、とても心強いことだと思います。