三大栄養素とは、「タンパク質」「炭水化物」「脂肪(脂質)」のことです。
「アミノ酸」が集まったものが、「タンパク質」です。ヒトの体内では、20種類のアミノ酸があり、それから作られるタンパク質は、膨大な種類があります。例えば、「筋肉」「髪」「酵素」などです。
「糖」が集まったものが、「炭水化物」です。「炭素」と「水」から、「糖類」が作られます。糖質は、肝臓で、長期保存され、脳の栄養になります。
「脂肪」には、固まりやすい「飽和系」と固まりにくい「不飽和系」があります。「脂質」は、ホルモンや細胞膜の材料になったり、ヒトの体温を一定にしてくれたりします。善玉・悪玉コレステロールも、資質の一つです。
胃、十二指腸、小腸、大腸などによる消化について解説。
「肝臓」「胆嚢」「膵臓」の働きを解説。
ヒトの視床下部では、お腹が空いたという「摂食中枢」の指令が「摂食行動」を起こして、もう満腹だという「満腹中枢」で、肥満が抑制されます。下記動画の後半は、健康的に痩せる方法をレクチャーしています。
肥満遺伝子とは、エネルギー代謝に関連する遺伝子で、50以上の関連遺伝子が発見されています。そのうち、β3アドレナリン受容体(β3AR)・脱共役たんぱく質1(UCP1)・β2アドレナリン受容体(β2AR)などの遺伝子が、変異を起こすと、肥満になることが分かっています。
β3ARが、変異を起こすと、中性脂肪の分解が抑制されて、基礎代謝が少なくなります。これは、倹約遺伝子とも呼ばれて、飢餓の時には、とても有益な遺伝子ですが、現代の飽食の時代には、肥満の元になります。
UCP1が、変異を起こすと、エネルギーの燃焼を司る多胞性脂肪細胞(褐色脂肪細胞)の働きが低下して、同じく、基礎代謝が少なくなり、肥満がちになります。
β2アドレナリン受容体(β2AR)を持つと、筋肉が衰えて、基礎代謝が低下します。その結果、脂肪の燃焼がされにくくなり、肥満になります。
日本人の3分の1が、β3AR、4分の1が、UCP1、6分の1が、β2ARの変異を持っていると言われています。
肥満遺伝子を調べて、「りんご型」「洋なし型」「バナナ型」などの太りやすさのタイプを診断して、最適なダイエット方法を見つけることができるそうです。
ダイエットの基本は、一つ。「摂取カロリー<消費カロリー」にすることです。摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすかです。