さて、世の中にはいろいろな中毒が溢(あふ)れている。一億総ジャンキーである。煙草、酒、砂糖、小麦、SNS、人間関係。どれも最高なものであり、有害きわまりない存在である。
どれを自分がやって、どれをやらないかは個人の自由である。同じくらい、他人が何をやっていて、何をやらないかについても自由である。少なくとも他人のそれに口をはさむべきではないし、個人の好き嫌いをそこに持ち込んではいけないと思う。
多様性とは、いろんなものがある、ということではない。いろんなものが当たり前のように存在して、ときには混在して、ある程度のカテゴライズがありながらも分断せずに、共存していることだと俺は捉えている。自分が禁煙をしたからと言って、喫煙者に何かを言うのは、その流儀に反していると俺は思っている。やめたいって人には、やめて良かったって話をめっちゃして、こっちのグループに来るように誘うだろうけど。
wotopi
確かに、ヘビースモーカーを受け入れるのも、多様性社会のあり方なのかも。
記者が小学5年の冬、憧れの「上野先輩」が校庭にやってきた。同じ福岡市南区柏原出身で、小学校、中学校の大先輩。実家は徒歩10分の距離だった。当時18歳で社会人入りする直前。中学の全国制覇などの実績もあり、地元ではすでにスターだった。剛速球を目の当たりにすると、30人のちびっ子たちは「ぎゃー!」「スゲー!!」と、お祭り騒ぎ。初めて見たライズボールの衝撃は忘れられない。打席に立った6年生はビビりまくりだった。
中学生の時、上野先輩が学校で講演をしてくれた。全校生徒600人の前で1時間。「夢や目標は叶わなくてもいいから、そこに向かって一生懸命に努力してみてください。そこまでの頑張りは絶対に無駄にならないから」。体育館に響いた日本代表の言葉に、生徒も、先生たちも背筋を伸ばした。担任の先生は「20歳過ぎ、しかもこんな大人数の前でよくあれだけ堂々と話せるなぁ」とポツリ。大人になった今、生で伝えられた言葉の重みがわかる。
「これ(決勝の先発登板)が自分の背負っているものだと思っていたし、このマウンドに立つために13年間いろんな想いをしてここまで来られたと思う。投げられなくなるまで絶対に投げてやるって、そういう想いで今日は先発マウンドに立ちました。13年という年月を終えて、やっぱり最後、諦めなければ夢は叶うということをたくさんの方々に伝えられたと思う。ソフトボールは次回はなくなってしまいますけど、また諦めることなくしっかり前に進んでいけたらいいなと思います」
THE ANSWER
スポーツも勉強と同じくらい大切ですね。
ドラァグクイーンが子どもたちに寄り添って、絵本を読み聞かせる。だいぶ奇妙な光景だが、これはれっきとした子どもたちへの文化・教育プログラム。そんな企画が、「ロームシアター京都」(京都市左京区)で、8月14日・15日におこなわれる。
アメリカのLGBTコミュニティーから始まったこの活動は、Drag Queen Story Hour(ドラァグクイーンストーリーアワー)と呼ばれ、各地でも開催。クイア(マイノリティ)であることを美しく、そして誇らかにアピールするドラァグクイーンが、絵本を通じて、子どもたちに個性や多様性の大切さを伝えるメッセンジャーとなっている。
「アメリカと同じように多様性を知ってもらいたい趣旨は変わらないけれど、ドラァグクイーンの、社会のなかでのヴィラン(悪役)的な存在感を変えてまで子どもに寄り添いたくはない。それに、『子ども向け』にしてしまっては、子どもに失礼でもあるし。ふだんの世界と違うナイトクラブカルチャー、ドラァグクイーンの非日常の世界に入ってきて欲しい」と、今回出演するシモーヌ深雪さんは語る。
Lmaga.jp
この企画に子どもを参加させる親は、先進的ですね。
「多様性と調和」を掲げる東京五輪が開幕した。性的少数者(LGBTQ)のニュースとともに、虹色のレインボーフラッグを目にする機会が増えたが、多様な性を象徴する「プライドフラッグ」には、他にもいろいろなデザインがある。この夏、色鮮やかな旗がなびく姿を街でも見ることができるかもしれない。
新宿のLGBTQ情報発信施設「プライドハウス東京レガシー」。大会組織委員会の公認プログラムにもなっているこの施設には、レインボーフラッグなど五種類が展示されている。「旗を入り口に、対話が生まれたら」とスタッフの向坂(こうさか)あかねさんが話す。
旗によっては、デザインや色の持つ意味も一つに限らない。向坂さんは「プライドフラッグのあり方は言語に似ている。言葉が時代とともに変わるように、旗もデザインや込める思いが更新されていく。カラフルな旗から、多様な性のあり方に触れてほしい」と話している。
東京新聞
確かにフラッグも多様になりますね。
以前から話題になっている「腸活」。実はこの夏こそやるべきインナーケアなんです! というのも、生活が変化した今の「免疫力を上げたい」「在宅ワークで太り気味」「肌荒れが気になる」「気分が落ち込みがち」といったお悩みにアプローチできるから。
「腸には約1億個の神経細胞があり、これは人体では脳に次いで多い数なんです。腸が独自に体の機能を操作する力もあり“第二の脳”とも呼ばれています。腸の調子が悪いとそれが“脳腸相関”という双方のネットワークにより脳へ届き、あらゆる臓器へ伝達されます。そして便秘や下痢などをはじめ、肌荒れや肥満だけでなく、心筋梗塞や脳卒中などの深刻な病気を引き起こす原因になる可能性も出てきます」
「セロトニンは“幸せホルモン”と呼ばれていて、その9割は実は腸に存在しています。セロトニンとは心を穏やかに保つ神経伝達物質で、ポジティブな気持ちや幸福感をもたらしてくれるもの。ところが腸内環境が悪化してしまうと、セロトニンを作り出すことができずに、イライラなどメンタルの不調の原因に。また代謝も落ちるため、肌や髪、爪の潤いまで鈍ることに」
ananweb
セロトニンも関係していたんですね。
東京・お台場に期間限定で設置された「LIXIL PARK」。一見、同じようなキューブ型の物体が並んでいるが、中を見てみると、車いすを使用する人のためのトイレや、授乳室など、それぞれ違った機能を持つスペースになっている。LIXIL LWT-J事業企画部・伏屋勇輝氏「外出先で、一時的に気持ちを静めたいときに使っていただける部屋」カームダウン・クールダウン室などもあり、年齢、性別、身体状況にかかわらず、すべての人が快適に利用できる空間になっている。また、このキューブは、目的に応じて自由に組み合わせ、短い期間で設置できるという。LIXILは、この広場を通じて、多様性を尊重した誰もが安心で快適に暮らせる社会の実現を目指したいとしている。
FNN
多様性社会ならではという感じですが、防犯とかが心配ですね。
小中学生に「1人1台」のパソコンやタブレット端末を配備する国のGIGAスクール構想で、子どもにとってICT(情報通信技術)がより身近になります。家庭ではどのようにつき合っていけばいいのでしょうか。
ワークショップやプログラミング大会で出会う子どもたちを見ていると、二つの意味で「ソーシャルネイティブ」だと感じます。一つはソーシャルメディアを使いこなしているということ、もう一つは社会的課題に関心があるということです。
生まれた時からデジタルにつながり、情報はすぐに調べられる。ICTリテラシーがきわめて高く、世界が近い。私たちの世代が子どもの頃は、何かを調べるとなると本でしたが、入手できる情報は雲泥の差があります。さらに、リアルに参画するすべも持っており、多様性、包摂性の感度が高いですね。
朝日新聞EduA
インターネットの次のものを生み出すのは、こうした子供たちなのかも知れませんね。
病気や交通事故でクルマの運転を諦めてしまったという人は少なくない。一方で、『五体不満足』(講談社)の著者として知られる乙武洋匡氏のように運転免許を取得し、クルマを改造して運転している人もいる。身体障がいを持つ人でも、都道府県の警察に相談して安全な運転が可能だと判断されれば、「自操式福祉車両」に改造することで自分で運転することができるのだ。
メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、シボレー、キャデラック、ポルシェ、アウディ、スマートを取り扱い、全国300拠点を越えるネットワークを持つヤナセ。介護用ではなく、障がいのあるドライバーが自分で運転できるように「自操式福祉車両」の改造サポートを積極的に進めている。
イスラエルの福祉車両機器メーカーから聞いた話では、イスラエルでは福祉車両の改造費用をはじめ、車両代についても公的補助があり、高度な福祉機器を負担なく利用できるようになっており、おかげで機器の開発も進んでいるという。
Newsweek
自動運転車ができれば、もっと行動範囲が広がりそうですね。
「アイデンティティ」の確立を思春期の発達課題とした心理学者のエリクソンは、その対立概念を「役割意識」としました。しかし、この「役割意識」の方が日本では現在でも暗黙的な教育目標として掲げられているようです。子どもを叱るのに「恥ずかしいよ」「笑われるよ」「誰かが見ているよ」と言ったことはないでしょうか。よく考えるとそれは「場に応じた役割に自分を合わせなさい」という言葉です。そういう教育を受け、日本人の多くは「アイデンティティ」よりも「役割意識」を重視して生きているわけです。
「役割意識」を重視するのは、組織の利益のために個の本性を歪めることを厭わないということです。ですが、それはけして卑屈な感情ではありません。自分より大きな何かの一部として自分を捉えることで「大いなるもの」に同一化する喜びを味わっているのです。
象徴的な例ですが、大手転職サイト調査での「人が転職をする本当の理由」はダントツで「人間関係」でした。仕事内容でもキャリア観の相違でもありません。まさに「何をするか」より「誰と働くか」。組織システムの第一は人と人の組み合わせ、すなわち「配置」です。多くの組織問題はこの「配置」から生じており、配置を変えれば解決できるものが多い。人を辞めさせないためには、良い人間関係を周囲に作ってあげればよいのです。
個は実体だから目につきやすいのですが、組織は構成概念だから目に見えません。しかし、個をスポイルする組織問題を発見するために、人事は見えない組織を見なければなりません。そのために「心の目」が重要です。見えるものだけではなく、その背景を想像する。人の言葉尻ではなく、その言葉を使った背景に思いを馳せる。一人の意見を鵜呑みにせず、様々な人の話から真実をあぶりださねばなりません。
ヤフーニュース
色々な意見がありますが、真実は一つなのかもしれませんね。
提唱する開運メソッド、パワーウィッシュが6ヵ国語に翻訳され、今年世界デビューを飾った占星術家Keikoさん。実はいち早く、巷で話題の「風の時代」というパラダイムシフトを表す言葉をトレンド化させた一人なのだ。
「時代の動きを読み解くうえで重要な惑星・木星と土星が、そろって風の星座である水瓶座に入ったことで、風の時代が始まりました。過去250年間は、基本的に、地の星座である牡牛座、乙女座、山羊座を木星と土星は巡っていたんです。この惑星の動きは、桁違いのパラダイムシフトを表しますが、現にコロナ禍で一気に私たちの生活様式が変わりましたね。恋愛や美の価値観も変わって当然です。2020年までの地の時代と呼ばれていた時間軸では、いい大学に入る、有名企業に就職する、条件のいい相手と結婚する……みんな同じ頂点を目指して競い合っていたんです。ですから、大まかな美しさや幸せの指標も似通っていました。でもこれからは多様性の時代。なんでもありで自由な分、自分の価値観をしっかり持ち、場合によってはSNS等でそれを発信できることや、自分なりの幸せや美の目標を設定することが充実感を持って生きるための前提となりますよ」
「今後、占星術を知っておくのは、ある種の教養というか大きなアドバンテージになるでしょう。今、美容やファッションでもジェンダーレス化が進んでいますが、これはまさに水瓶座に入った木星と土星が起こした現象。また、私の占星術では、自分のブレない幸せの方向性のヒントをくれるのは生まれた時の月星座、開運は新月・満月を遣いこなすことに尽きますね。何より月には引力がある、ここがポイントです。誕生日だけでわかる太陽星座での占いは便利ですが、本当に使えるのは心や天賦の才能を示す月星座。今はネットで簡単に調べられますしね」
VoCE
面白いですね!
レディ・ガガがキティちゃんの大ファンだったり、モスキーノが2020年秋冬コレクションで『ベルサイユのばら』のイメージプリントをドレスに取り入れたり。今や「Kawaii」は日本が世界に誇るポップカルチャーの代名詞といえるだろう。だがそれは「かわいい」の本質ではなく、単なる枝葉に過ぎなかった!?
「かわいいかどうかを最後に決めるのは自分であるというのが“かわいい”の面白いところ。これからの時代の“かわいい”には、さらに多様性が出てくるはずです」
「敵や嫌いな子というのはかわいくないですよ。なぜなら自分に危害を加えるんじゃないかと思ってしまうから。逆に危害を加えないことがわかったら、かわいいと思えるわけです。何に対してもかわいいと思えるようになったら、それはもう無敵ですよね。脅威を感じる対象がないというのは、すごいことだと思います」
「かわいい」は連鎖していく。世界中が「かわいい」に包まれたら、喧嘩も諍いも戦争も、みんななくなってしまうのではないだろうか。
FRIDAY
色んなところで、多様性の影響があるんですね。
保険大手プルデンシャル・ファイナンシャルが行った「Pulse of the American Worker Survey(米労働者動向調査)」によると、ミレニアル世代の3分の1以上が新型コロナウイルス感染症の流行が終わったら転職活動を計画していると述べている。
こうした若者は燃え尽き症候群や、今のキャリアパスにとどまれば成長できないかもしれないという恐怖を経験している。
その企業が、多様性やインクルージョン(包摂性)に熱心に取り組む意思を持っているかどうかを求人広告から見極める方法はいろいろとある。会社のウェブサイトから、会社がよりインクルーシブな職場を作るために取っている行動を詳細に説明したページへのリンクがあれば便利だ。
Forbes
色んな経験を通じて、キャリアアップするという考えが浸透すると良いですね。
アップルはiOS13.2のアップデートに伴って2019年、「世界絵文字デー」の7月17日に合わせ、60種類近い新しい絵文字を発表したことは記憶にあたらしい。絵文字キーボードには人種を越えたカップルやジェンダーフリーのものなどとともに、長く待たれていた障害をテーマにしたキャラクターやアイコンが含まれている。
アップルは2018年3月の提案書に、「いまや広範囲にわたる絵文字が存在するが、障害を持つ人々の体験を表現できているとは言い難い」と記している。「選択肢を多様化すれば大きなギャップを埋める助けになり、すべての人々がより多くの体験を表現できるようになる」。
数多くの障害者支持団体が画期的出来事としてアップルを賞賛する一方で、障害者とその関係者の中には建設的批判を行う人もおり、大半は知的障害者を表す絵文字が欠落している点を指摘するものだ。一例を挙げると、障害者問題に取り組んでいるジャーナリストで、ダウン症の10代の子供を持つエイミー・シルバーマンが「ワシントン・ポスト」紙にこんな記事を寄稿している。
「世界共通の、青地に白の車椅子の人を描いた障害者のシンボルマークと同じで、この絵文字もすべての障害者を取り込んでいるとは言えません」とシルバーマンは書いている。同時に彼女は、ステレオタイプや侮辱的にならずに、ダウン症や知的障害、発達障害に関する絵文字にデザインするのはとても難しいことも認めている。
シルバーマンはこう続ける。「絵文字は一目見て、わかった気になります。車椅子の絵文字を使って『あなたって体が不自由なんだ!』と言ったり、補聴器の絵文字で『あなたは耳が聞こえないの?』と尋ねたり、文章にはしにくいことも簡単に表現できてしまう怖さがあるのです」
Forbes
何でも多様化すれば良いというわけでもないようです。
美肌やむくみ解消、スリムな体型を目指す人におすすめしたい「腸活」。腸内環境を整える「正しい腸活」を知り、美しく健康的な体を手に入れましょう。
「腸活」とは、食材や食習慣の工夫で、腸内環境=腸内フローラのバランスを整えること。腸の中には、1000種類・100兆個もの細菌が生息しているといわれ、腸内フローラのバランスを保つことで健康を維持しています。
「善玉菌が優勢に働き、腸内フローラのバランスが整うと、便秘解消や美肌・ダイエットやむくみ解消などの効果が期待できる。逆に、悪玉菌が優勢に働くと、便秘や肌荒れ・肥満や糖尿病などのリスクが高まる」。…と今までは言われていました。
しかし学術的に、善玉・悪玉・日和見菌と3種類で分けることは困難であること、そして一つ一つの菌にはさまざまな働きがあるため、現在は「多様性」が重要であると言われています。
ハルメク
腸活も、多様性の時代だそうです。
「障害の理解」、「障害者との共生」の本当の意味とは? そんなことを考えさせられるイタリア映画「わたしはダフネ」が全国で順次公開される。突然母を亡くしたダウン症の女性ダフネと初老の父が悲しみを乗り越え、互いを理解していく姿を描いた物語。監督のフェデリコ・ボンディさん(46)は、主演を務めたダウン症の女性との作品作りを通して「ステレオタイプが消え去った」と振り返る。
エネルギッシュでおちゃめなダフネを演じるのはカロリーナ・ラスパンティさん(37)。ボンディさんが映画の構想を温める中で、自伝小説を出したり、講演したりするカロリーナさんをSNSで知り、出演を依頼した。プロの俳優ではない彼女の自然な感情を引き出そうと、物語の筋を知らせたり、脚本を見せたりはあえてせず、撮影場面ごとに内容を要約し、せりふを伝える手法で撮影した。
「ダウン症を描きたかった作品ではない」とボンディさん。だが、自身はこの映画をつくる中で「ダウン症の人に持っていたイメージががらりと変わった」という。「私たちが撮影の中で変化したのと同じように、映画を見ているうち、ダウン症という特性はどうでもよくなり、ダフネという人にひかれていく、彼女との関係性が変わっていく、という経験をしてほしい」と話す。
ダウン症だからといって、障害を全面に押し出す必要はないのかも知れませんね。
noteやTwitterを始め様々なメディアで、若者やインターネット文化について幅広く執筆するコラムニストのりょかちさん。多様性を求める動きが一般的になり、結婚しない若者が増えているといま、彼らが求めている「新しい関係性」について考察していただきました。
先日、恋愛コラムを執筆する友人と話していて、「現代の恋愛を描くのがとても難しい」という話になった。世の中は今、男らしさや女らしさ、ひいては男女の関係やパートナーシップという話題に非常に敏感だからだ。それはもちろん、とても素晴らしいことである。これまで思考停止で常識だと信じ込んでいた前提条件を、一つずつ考え直して新しい価値観を作ろうとしているのが現代だ。
結婚のプロであるゼクシィも「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」と言う時代なわけである。お金がかかる恋愛に消耗している間に、「幸せに暮らすために『結婚』以外の選択肢だってあるじゃん?」ということに、私達は気づいてしまった。
私達が今ほしいのは、恋人でも、家族でもなく、ただ「人生において大事な人」なのだ。
現代ビジネス
高齢になって、仲間と一緒に暮らすような時代になるかも知れませんね。
朝起きてから夜眠るまで、私たちはさまざまなルールを守り、時にはみ出しながら暮らしている。法律からゴミの出し方、家族間の暗黙の了解まで、日常には目に見えないルールが張り巡らされているからだ。
会場では「鑑賞にあたってのルール」を来場者に課すという試みも。例えば「あらゆる線をふんではならない」の場合、鑑賞中も床の線や部屋の区切りが気になり、私たちの行動に強い影響を及ぼすルールの力を実感させられてしまう。
ディレクターを務めるのは水野祐 (法律家) 、菅俊一 (コグニティブ・デザイナー) 、田中みゆき (キュレーター) ら3氏。「ルールは創造力の踏み台」というのは菅氏の言葉。それを縛りとみなすか、その向こうに可能性を見出すかで、ルールが張り巡らされた日常も、別の顔を見せてくれるかもしれない。
anan
ルール展という発想が、面白いですね。
少子化対策の一環として不妊治療の保険適用や育休制度の充実など、さまざまな社会変革が進んでいる。その傍らで、ともすれば忘れられがちなのが、子どもを産んでいない女性たちの思いだ。出産経験がない人への偏見が根強く、言うに言えないさまざまな葛藤を抱えている人もいる。「産む性」の今について考えた。
この日のテーマは「実は傷ついていること」。40代後半まで不妊治療をした女性は、妊婦がかばんに付けているマタニティーマークのキーホルダーや、ベビーカーを押す夫婦を直視できなかった。「こどもの日がつらかった」と切り出すと、参加者は画面越しにうなずいた。
「子どもがいなくても良かったと思えるぐらい、人生を楽しみなさい。一生は短い。めそめそしていたらもったいない」。女性も子どもを授からなかったと後から知った。この言葉を聞いて、前向きになれたという。
東京新聞
まさに多様性の問題ですね。「母でない女性」は今後も、増えてくるでしょうから、いつまでも少数派ではないのかも知れません。
多彩な出自を持つ人材を雇用し、サイバーセキュリティ業界の多様性を向上させれば、ネットワークの防御を強化することにもつながる。これは、それまでは考えつかなかったような概念や攻撃のテクニックを思いつき、それに備えることができるからだ。
英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)が2020年に発表した多様性に関するレポートによれば、セキュリティ業界で働く人材の85%は白人であり、黒人、アジア人、混血のグループに属する人材は合わせて15%以下だった。レポートは、英国のサイバーセキュリティ業界でより多様性と包摂性のある文化を推進することを目的としたものだ。
Izuakor氏は、「多様な学び方や経歴を認めることが重要であり、仕事をきちんとこなし、攻撃を防ぎ、安全性を高めることができる限り何でも構わない」と話した。
ZDNet
面白い発想ですね。
AI・デジタル化、グローバル化の時代の中で「礼法」の授業を実施する学校がある。東京大学に毎年数10人の合格者を出す桜蔭をはじめ、品川女子学院、聖徳学園などがお辞儀やお茶の出し方などを生徒に教えている。どんな教育的効果があるのか。小笠原流礼法宗家・小笠原敬承斎さんと、桜蔭OGでテレビ東京アナウンサーの繁田美貴さんに話を聞いた――。
武士は常に、相手が斬りつけてくるかもしれないという緊張感の中で生きていた。そのため、礼法には相手を思いやり、緊張を和らげるための仕掛けがたくさんあるという。
「たとえば、礼法では正しいお辞儀の基本が決まっています。相手に向かって自分の急所である頭を深々と下げますが、こうすることで相手に『あなたには心を開いています。敵意はありません』というサインを送っているわけです」
PRESIDENT
確かに、「礼法」というのは、日本の誇る多様性のポイントになるかも知れませんね。
多様な個のあり方が尊重される世界を目指し、商品やクリエイティブ製作に取り組むプロジェクト型ブランド「REING(リング)」。
ブラレットやボクサーパンツなど、性別や体型に捉われないすべての人に向けたアンダーウェア「REING Underwear」を発売し、“女性らしさ”と結び付けられがちな「ピンク」の下着をまとう多様性に富んだモデルたちの写真は、SNSで大きな話題を集めました。
協業する企業やクリエイターの方々と共に、「私たちは何のメッセージを伝えたくてこの表現をするのか、その際に無意識のバイアスに囚われていないか、既存の固定概念を助長したり、差別を促したりするようなものになっていないか」ということを前提として議論しながら、知識を学び続けたり、コミュニティの声を取り入れたりして、表現やものづくりに向き合っていきたいと思っています。
そのうえで、これまで自分が普通だと思っていたことや、なんとなく流してしまっていた違和感に気づくきっかけになったら嬉しいです。
COSMOPOLITAN
確かに下着の色って、まだ多様性の観点から、遅れているかも知れませんね。