「コロナ感染者」というと、通常、検査の「陽性者」のことを指します。政府が発表しているのも、この「陽性者」です。
PCR検査は、鼻の奥などの粘液を採取して、PCRの機械にかけて、ウイルスの成分を1億倍ほどに増やして、検出するものです。
したがって、PCR検査だと、鼻の奥にウイルスが一つでも付いていれば、それが検出されて、「陽性者」になります。
つまり、鼻の奥などにウイルスが一つでもついていれば、「陽性者」=「コロナ感染者」になってしまうのです。
しかし、「陽性者」が全て、「コロナ感染者」ではないのです。
鼻の奥にウイルスがついても、少なくとも、体の中に入らなければ、「コロナ感染者」ではありません。
また、「感染」とは、ウイルスが体内に入って、増殖した場合を指す言葉なので、仮に体内に入っても、増えなければ、「コロナ感染者」ではありません。
そこで、疑問が生じるのですが、「コロナ感染者の7割が、ワクチン2回接種済み」などど報じられることです。
先の説明の通り、「コロナ感染者」=「陽性者」なので、「陽性者」の7割が、ワクチンを2回打っていたことになります。つまり、鼻の奥の粘膜に、コロナウイルスが付着していた、と。
でも、ワクチンを何回打ったって、鼻の奥の粘膜にウイルス付きますよね。
抗菌コートでもすれば別ですが、ワクチンを打っても、「陽性者」=「コロナ感染者」を防ぐことはできません。
「したがって、ワクチンは、意味がない!」とは言いません。
鼻の奥にウイルスが付いて、体内に入っても、ワクチンのおかげで、体内のウイルスが増えなければ、「感染」リスクは抑えられますし、他の人に移す可能性も減るからです。
体の中に入っても、免疫の働きなどで、それが増えなければ、無症状になります。
仮に増えても、免疫の働きがあれば、抑え込むことができるのです。
その時に備えて、ワクチンを打って、免疫力を高めるのです。