小学生・中学生・高校生向けの映画化された原作本(小説・漫画)のおすすめランキングです。色々な映画を見て、気に入った映画の原作本を、映画の内容を忘れた頃に読むというのが、ベストだと思います。ストーリーを覚えていると、読書が、楽しくなくなってしまうので。
【作者】:七月隆文
【原作本のコメント】:とても読みやすい文章で、どんどん読みたくなります。この作品は、特に二度三度と読むことをお勧めします。というか、読みたくなります。ものすごく緻密にできているので、期待を裏切らないと思います。
【映画情報】:映画.com
【作者】:住野よる
【原作本のコメント】:原作本は、高校生のシーンしか出てきません。なので、映画とは、また少し趣が違います。映画と原作本の終盤のシーンが、少し違っていて、正直、原作本の方が好きです。ただし、映画の浜辺さんらの演技が、とても素晴らしく、原作本を読んだ印象よりも、楽しめるでしょう。
【映画情報】:公式サイト
【作者】:東野圭吾
【原作本のコメント】:機械の話が、難しく感じられるかも知れませんが、それ以上に、人間ドラマが充実していて、とても感動しました。ネタバレするので、詳しく書きませんが、映画には出てこない話も、色々あって、原作本ならではの楽しみもあります。
【映画情報】:映画.com
【作者】:重松清
【原作本のコメント】:元々が、連載小説だったので、各章ごとに見せ場が散りばめられています。大人が中心の話なので、お子さんには、不向きかも知れませんが、大人の考えていることを知るには、良い勉強になることでしょう。内容は、文句なしです。
【映画情報】:映画.com
【作者】:志駕晃
【原作本のコメント】:前半は、不安を煽られるようで、読んでいて、不安や怖さを感じます。原作本の麻美が、囚われて、助けを呼ぶシーンが凄かった。映画は、多分、大人の事情で、そのシーンを明確に描いていませんが、原作で、もっとも印象的なシーンでした。
【映画情報】:ウィキペディア
【作者】:凪良ゆう
【原作本のコメント】:幼児誘拐というテーマがあって、それにまつわる展開が色々あります。その一つ一つが、とても秀逸で、驚かされました。更紗と文の心情が、とても丁寧に切なく描かれていました。作中、インターネットのアイテムが、効果的に出て来ていて、タイムリーな感じも出ていました。
【映画情報】:映画.com
【作者】:田辺聖子
【原作本のコメント】:短編なので、すぐに読むことができます。映画は、随分と脚色していて、それがすごく良いです。ただ、ジョゼの人となりみたいなのは、小説を踏襲しています。とても魅力的で、心打たれます。もっと色々知りたい衝動に駆られます。
【映画情報】:映画.com
【作者】:森下典子
【原作本のコメント】:各章が短く区切られ、時間の経過も早く、全く飽きの来ない本です。お茶の楽しみ、醍醐味などが、コミカルに描かれています。途中、色々なドラマや気付きがあったり、展開も程よくありました。お茶のわびさびを感じられる原作本です。映画では、見逃してしまう色々なシーンが、印象に残ります。
【映画情報】:映画.com
【作者】:中島京子
【原作本のコメント】:戦争を背景としつつ、時子奥様と女中のタキとの交流を描いています。不倫などもあり、女中のタキが、色々と苦労します。惜しむらくは、最後の章が、少し凝り過ぎていたように感じます。映画は、かなり原作に忠実に描かれていました。
【映画情報】:映画.com
【作者】:夏川草介
【原作本のコメント】:作者は、医師ですが、難しい内容ではなく、とても読みやすい文章で綴られています。何冊もシリーズが出ていますが、一番のおすすめは、「神様のカルテ2」です。ネタバレするので書きませんが、企ての後に、東西主任看護師の想定外の言葉が出てきます。ただ、「神様のカルテ2」を理解するには、「神様のカルテ(1)」も読む必要があり、分量が多くなってしまうのが難点。
【映画情報】:映画.com
【作者】:角田光代
【原作本のコメント】:第一章と第二章がありますが、各章の後の文章が、とても良い。映画にはない視点も含まれていて、原作本を読んでから、改めて、映画を見ると、色んなことが見えてきます。「がらんどう」と「蝉の抜け殻」に、つながりがあって、タイトルの意味も、そこにあるんだと思います。
【映画情報】:映画.com
【作者】:東野圭吾
【原作本のコメント】:とても読みやすい原作本でした。会話文も多く、意外性もあり、展開も早いので、あまり読書をしない方でも、無理なく読めます。ミステリーですが、話がとても面白くて、分かりやすい点が良い。最後はすっきりしないのですが、映画では、その点、しっかり描いていました。
【映画情報】:映画.com
【作者】:東野圭吾
【原作本のコメント】:人々の感情が、手紙を通じて、上手く引き出されていました。時空を超えた相談が、リンクしていて、感動的。映画では、カットされたエピソードもいくつかあり、そのどれもが、魅力的です。
【映画情報】:ウィキペディア
【作者】:恩田陸
【原作本のコメント】:とにかくピアノの演奏の描写が凄い。演奏を言葉で表現することが、できるんだと驚きました。印象に残ったのは、風間塵くんの生活ぶりでした。ピアノとは、離れたところで、感性を磨いていたのが、良かったです。
【映画情報】:公式サイト
【作者】:小川洋子
【原作本のコメント】:数学の公式の話が、とても面白かったです。文系の小川さんならではの視点で、かみ砕いて、「江夏の28」を導き出す辺り、流石だと思いました。特に、感動する場面はありませんでしたが、ほくそ笑んでしまう場面が、多々ありました。
【映画情報】:MOVIE WALKER
【作者】:三浦しをん
【原作本のコメント】:とても評価の高い原作本です。特別盛り上がるところはあまりありませんが、全体を通して、面白味が、ひしひしと伝わってきます。不思議な本です。
【映画情報】:ウィキペディア
【作者】:吉田秋生
【原作本のコメント】:原作本は、四姉妹の話とサッカーの話が、半々くらいで書かれています。映画にはない感動的な場面も多く、原作本を読む価値は、大いにあります。漫画なので、お子さんでも、楽しめると思います。ただし、映画の方が、セリフなどが、洗練されているイメージがあります。
【映画情報】:公式サイト
【作者】:中田永一
【原作本のコメント】:自閉症の登場人物の描写が、自閉症の短所のような部分ばかりだったと思います。もっと、良い所も、取り上げて欲しかったです。手紙は、とても良かったです。学校の話は、想定内の展開だったと思います。
【映画情報】:映画.com
【作者】:浅田次郎
【原作本のコメント】:三人の娘さんが登場しますが、年齢が違っていて、映画だと表現が難しいと思います。しかし、小説ならば、想像力で、無理なく読めるので、その点では、小説に分があるのかも知れません。ただ、映画も、シーンが洗練されているので、両方おすすめです。
【映画情報】:映画.com
【作者】:上橋菜穂子
【原作本のコメント】:世界観が、とても魅力的な作品です。それぞれの立場で、必死に生きていて、とても好感を持てる登場人物たちです。謎の病との闘いが、丹念に描かれていて、日本医療小説大賞も受賞しています。しかし、分量がとても多いので、読むのは大変です。
【映画情報】:映画.com
【作者】:ドリアン助川
【原作本のコメント】:ハンセン病に関して、とても誠実に書いていました。この原作本は、どら焼き作りを通して、ハンセン病を語った、とても意味深い作品です。その辺りを意識して読むと、より楽しめると思います。
【映画情報】:公式サイト
【作者】:東野圭吾
【原作本のコメント】:登場人物が多くて、少し困惑しましたが、次々と物語が展開して、誰が犯人なのか、予想する楽しみがありました。一つ一つのエピソードが、絡みあって、セリフも、なんかカッコ良かったです。
【映画情報】:公式サイト
【作者】:沖方丁
【原作本のコメント】:各項の最後の文章が、とても魅力的でした。ただ、それが、次につながっていないようなところがありましたが、ミスリードと言う点では、良くできた本だと思いました。キャラが立っていて、生と死の設定が、とても良かったです。
【映画情報】:公式サイト
【作者】:リリー・フランキー
【原作本のコメント】:各章の冒頭の表現がとても良かったです。実話を基にしているそうで、とてもリアリティがありました。映画では、あまり触れていませんが、育ての親と実の親の話も、興味深い点でした。
【映画情報】:ウィキペディア
【作者】:吉田修一
【原作本のコメント】:序盤は、ベタな展開かと思いましたが、物語を上手く前後させていて、楽しかったです。最後の方は、展開も早くて、興味深く読めました。
【映画情報】:映画.com
【作者】:浅田次郎
【原作本のコメント】:吉村貫一郎が、ひたすら守銭奴らしく振る舞い、新選組で活躍する話です。なんで、守銭奴なのかは、ネタバレするので、書きませんが、後半は、ページをめくる度に、涙が出てきました。
【映画情報】:ウィキペディア
【作者】:沖方丁
【原作本のコメント】:暦の話と言うことで、地味なのを予想しましたが、とても丁寧に描かれていたり、コミカルなシーンもあったりして、とても楽しかったです。公家のシーンは、あまり良くないとも思いましたが、関さんとの関わりのところは、とても魅力的でした。
【映画情報】:ウィキペディア
【作者】:島本理生
【原作本のコメント】:臨床心理士が、殺人事件のノンフィクションの執筆を依頼されると言う、興味深い設定。もの凄く細かい点に着目した作品です。大きく盛り上がるシーンはなかったです。ただ、ネタバレするので書きませんが、あの名言は、良かったと思います。
【映画情報】:映画.com
【作者】:又吉直樹
【原作本のコメント】:特に、メールのやり取りが面白かったです。そして、ラストシーンもある意味鮮烈でした。映画では、随分と脚色していたように思います。とても洗練された感じで、面白く、芸人らしさが出ていたと思います。今後も板尾創路監督に期待です。
【映画情報】:映画.com
【作者】:井上靖
【原作本のコメント】:原作では、ひたすら母と家族の生活を描いています。映画とは、家族構成も違い、ストーリーも、それほどありません。この原作本に関しては、映画を見た方が楽しめますが、本好きな方は、もしかしたら、本の方が良いと言う方もいらっしゃるかも知れません。
【映画情報】:映画.com