映画を10倍楽しく見る方法:ツッコミ編です。
「ああ、そんな見方があったのか」と、失笑していただくことを目標にしています。
ネタバレあります!
映画を見てから、ご覧ください。
【映画情報】:ウィキペディア
【原作者】:百田尚樹
【監督】:三木孝浩
【出演者】:神木隆之介、有村架純、時任三郎、斉藤由貴、北村有起哉、志尊淳、DAIGO、松井愛莉
【コメント】:他人の死が見えてしまう設定自体は、他にもあるかも知れませんが、不思議なもので、「次どうなるんだろう」と、ずっと先を推測しながら見たくなりました。そして、適度に予想が当たったり外れたりして、楽しめました。
フォルトゥナの瞳を持つ医師が出てきますが、あの人は、死ぬかも知れない人を助けようとはしないのでしょうか? もちろん、自分の心臓を痛めるのですが、医師として、手を打ってほしい。助けると言っても、主人公の木山がしたように、待ち合わせをして、コーヒー飲むくらいで良いのですから。それで、命を救えるのです。あの医師に言いたい。「医師なら助けろよ」と。また、桐生葵も、フォルトゥナの瞳を持っているのならば、「一人くらい救えよ!」と言いたい。せめて、二人で、あの人数の人々を救うとか。それで、瀕死でも、二人とも助かったかも知れないじゃないか。
【映画情報】:映画.com
【監督】:塚原あゆ子
【出演者】:有村架純、伊藤健太郎、波瑠、林遣都
【コメント】:設定がややこしかったので、説明に時間がかかると思いましたが、すんなりと本題に入って行けました。中盤辺りで、意外な展開になって、そこから一気にラストまで話が進みます。確かに泣けるシーンもありましたが、むしろ話の進み方に感動しました。
過去を変えても未来は変わらないという話。人殺しちゃったら、どうなるんですかね?「自分のいた未来は、変わらない」という答えが返ってきそうですが、他の未来を変える意義はあるのでは? また、過去に行った時に、その世界の自分は、どこに行っちゃうんでしょうか? 波瑠の場合は、急に座っている場所が変わったというシーンがありますが、おかしいですよね。この映画は、ツッコミどころが満載で書き切れませんので、この辺で。
【映画情報】:映画.com
【監督】:山田篤宏
【出演者】:吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、寛一郎
【コメント】:英一は、幼い頃から将棋の道に進みましたが、陸に負けたことで、プロになることを諦めて、大学に進学します。しかし、AI将棋と出会い、コンピューター将棋のプログラミングを始めます。そして、その道の頂点を極めて、陸と対戦します。
AIというものが、わかっていない! AI将棋は、負けた時点で、学習して、同じ手を打たないようにします。従って、あの場所に「角」を打つことはしないでしょう。プログラムとかを変えなくても、AIが、自ら指し手を変えるのです。それが、AIの最大の見せ場。
【映画情報】:ウィキペディア
【監督】:廣木隆一
【出演者】:山田涼介、村上虹郎、寛一郎、西田敏行、萩原聖人
【コメント】:現代と過去が、ナミヤ雑貨店に投函される手紙でつながる感じが、ドラマチックです。手紙を通して、本当に奇蹟が起こります。いくつかの話が、オムニバスのような感じで出てきます。難を言えば、とある女性の人生を変えてしまったのが、腑に落ちない感じです。
魚屋ミュージシャンに対して、「俺たちが言っても、信じないだろう」ということで、焼死に至ります。一方で、OLの迷える子犬には、「俺たちの言うことを信じろ」という感じで、人生を変えます。この矛盾する対応が、気になって仕方ありません。
【映画情報】:映画.com
【監督】:水田伸生
【出演者】:多部未華子、倍賞美津子、要潤、北村匠海、金井克子
【コメント】:序盤は、ローペースですが、多部さんが、歌を歌い始める辺りから、グイグイ盛り上がっていきます。73歳のお婆さんを演じる多部さんの演技も見どころの一つです。母子のエピソードがあって、感動のラストシーンは、涙なしには見られません。
昭和歌謡をロックで歌うというのを売りにしていたのに、最後のステージは、オリジナル曲って……?