地球環境に配慮して、二酸化炭素を排出したりしない「再生可能エネルギー」が、推進されています。ここでは、「水力発電」「太陽光発電」「バイオマス」「風力発電」「地熱発電」「太陽光」「波力発電」「潮力発電」とは何か、一覧、仕組みについて、キッズ向けに解説します。
水が高いところから低いところへ流れる時の力を利用して水車を回し、電気を発生させるのが水力発電です。水の流れる量を調整する事で電気の需要変動にすばやく対応でき、かつCO2フリーで発電できるメリットがあります。
太陽光発電は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法です。
未利用の木材資源や、下水汚泥、一般廃棄物などをリサイクルして作られたバイオマス燃料を燃焼し電気を発生させるのがバイオマス発電です。バイオマス発電は、カーボンニュートラルという考え方に基づき、CO2の増減に影響を与えないとされています。
風の力で風車を回し、その動力を発電機に伝達して電気を発生させるのが風力発電です。昼夜を問わず発電でき、発電時に地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出しないというメリットがあります。
地下に浸透した雨水がマグマの力で加熱されてできた蒸気を利用して電気を発生させるのが地熱発電です。 日本は火山帯に位置するため、豊富な資源があります。天候や時間に左右されず年間を通じて安定した発電が可能というメリットがあります。
太陽の熱エネルギーを太陽集熱器に集め、熱媒体を暖め給湯や冷暖房などに活用するシステム。 機器の構成が単純であるため、導入の歴史は古く実績も多い。
上の動画(英語)は現在ドバイに建設中の太陽熱発電所の完成イメージを解説したものです。この発電所は集光型太陽熱発電(CSP=concentrating solar power generation)と呼ばれる方式で、ミラーで反射させた太陽の光を中心のタワー先端に集め、その高熱による蒸気でタービンを回します(出典:ミカドONLINE)。
波力発電とは、風エネルギーによって引き起こされる波の上下運動を利用し、タービンを回す発電方式です。
潮力発電とは潮の満ち引きによって生じる運動エネルギーを電力に変換する発電方式です。
冬の間に降った雪や、冷たい外気を使って凍らせた氷を保管し、冷熱が必要となる時季に利用するものです。寒冷地の気象特性を活用するため、利用地域は限定されますが、資源は豊富にあることから注目される取組です。
地下水、河川水、下水などの水源を熱源としたエネルギー。夏場は水温の方が温度が低く、冬場は水温の方が温度が高い。この、水の持つ熱をヒートポンプを用いて利用したものが温度差熱利用。冷暖房など地域熱供給源として全国で広まりつつあります。
地中熱とは、浅い地盤中に存在する低温の熱エネルギーです。大気の温度に対して、地中の温度は地下10~15mの深さになると、年間を通して温度の変化が見られなくなります。そのため、夏場は外気温度よりも地中温度が低く、冬場は外気温度よりも地中温度が高いことから、この温度差を利用して効率的な冷暖房等を行います。