地球環境に配慮して、二酸化炭素を排出したりしない「再生可能エネルギー」が、推進されています。ここでは、「水力発電」「太陽光発電」「バイオマス」「風力発電」「地熱発電」「太陽光」「波力発電」「潮力発電」の日本の取り組み・事例について、キッズ向けに解説します。
千葉県水道局妙典給水場の水道管には「マイクロ水力発電設備」が設置されている。浄水場から配水池に水を送る際の水の圧力と流量エネルギーを有効活用するもので、発電出力は300kW。
神奈川県藤沢市において、パナソニックを中心に19社1協会により推進中の街づくりプロジェクト「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(FujisawaSST)」。広さ約19haのまちの中に、住宅地区(低層・中高層)、生活支援地区、福祉・健康・教育地区が配置され、約1,000世帯の入居を予定しており、各住戸には、太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電池に加え、エネファーム、HEMSなどが備えられており、道路沿いに設置したコミュニティソーラー出力100kWと、街区全体で再生可能エネルギー利用率30%以上、CO2排出量70%削減(1990年比)を目指している。
京浜バイオマス発電所は、2011年に閉鎖した京浜製油所扇町工場の跡地の一部を活用して建設した発電所です。木質ペレットとパームヤシ種殻などの木質系燃料のみを使い、石油や石炭などの化石燃料を使用しないクリーンな発電所です。木質系燃料だけを使う発電所としては、国内最大級の発電規模を持ちます。
新青山高原風力発電所は、発電出力が8万キロワットで、2017年2月に運転を開始した国内最大級のウィンドファームである。室生赤目国定公園内に立地しており、美しい自然景観への配慮、地域との共存を図りながら運転を行っている。事業地内には「風のめぐみの館」を設置しており、再生可能エネルギーの教育や情報発信にも取り組んでいる。
八丁原地熱発電所は、風光明媚な阿蘇くじゅう国立公園特別地域の一画にある国内最大規模の地熱発電所。 発電所の運転や計器の監視などは約2km離れた大岳発電所から行っており、通常は無人運転が行われている。
豊国工業は、本社ビルに太陽熱や風力発電などを積極的に取り入れたエコオフィス。太陽熱集熱器に関しては、延べ床面積1,100m2の4階建てオフィスに真空管式太陽熱集熱器を1,144本設置し、冷暖房及び給湯に使用。必要な熱の約65%を太陽熱で賄っている。
神奈川県平塚市の海岸で、波の力を利用して発電する波力発電装置の実用化に向けた実証実験がスタートした。東京大学 生産技術研究所を代表とするグループが環境省の公募事業に採択されたプロジェクトで、世界に先駆けた波力発電システムの実現に向けて、約1年間の実証実験に取り組む。(出典:スマートジャパン)
久慈港の中にある「玉の脇漁港」の防波堤を利用して、「久慈波力発電所」が、2016年10月24日に完成した。プロジェクトの中心メンバーである東京大学・生産技術研究所が開発した波力発電装置を備えている。(出典:スマートジャパン)
国内最大級の植物生産工場であるプラントファクトリーでは、北海道ならではの冬の寒さを利用した冷熱システムを導入。地下に設置した2基の製氷プールで、約1,000tの氷を作成し、この氷を使って、夏場、約3,000m2のガラス温室を冷房している。
東温市ふるさと交流館さくらの湯では、泉温40℃の特性を活かし、浴槽で使用したろ過済みの温泉水を夜間にヒートポンプシステムを稼動させて温水タンクに蓄熱し、これを用いて浴槽水等の加温の熱利用をしている。
温泉施設 湯元ゆの森への地中熱利用による給湯・空調設備導入。既設の灯油ボイラーからの燃料転換。同施設(400m²)の空調を100%賄う。