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国内・海外の大学の偏差値ランキング:世界一難しいのはオックスフォード大学
はじめに
国内(日本)と海外(外国、世界)の大学の偏差値ランキングです。世界一難しいのは、オックスフォード大学で、偏差値は700。2位はケンブリッジ大学、3位はスタンフォード大学。日本の大学は、33位に東京大学、34位に京都大学がランクイン。
目次
海外の大学の偏差値ランキングは、日本の大学のように一律に定められているものではありません。しかし、各大学の入学要件や、入学試験の難易度などを考慮して、ある程度の偏差値を推測することは可能です。
以下の表は、2023年版の「THE World University Rankings」に基づく、海外の大学の偏差値ランキングです。
順位 | 大学 | 国 | 推定偏差値 |
1位 | オックスフォード大学 | イギリス | 700 |
2位 | ケンブリッジ大学 | イギリス | 690 |
3位 | スタンフォード大学 | アメリカ | 680 |
4位 | マサチューセッツ工科大学 | アメリカ | 670 |
5位 | ハーバード大学 | アメリカ | 660 |
6位 | カリフォルニア大学バークレー校 | アメリカ | 650 |
7位 | イェール大学 | アメリカ | 640 |
8位 | プリンストン大学 | アメリカ | 630 |
9位 | ロンドン大学 | イギリス | 620 |
10位 | シカゴ大学 | アメリカ | 610 |
11位 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校 | アメリカ | 600 |
12位 | コロンビア大学 | アメリカ | 590 |
13位 | ペンシルベニア大学 | アメリカ | 580 |
14位 | チューリッヒ工科大学 | スイス | 570 |
15位 | トムスク工科大学 | ロシア | 560 |
16位 | ソウル大学校 | 韓国 | 550 |
17位 | 北京大学 | 中国 | 540 |
なお、このランキングは、偏差値だけでなく、教育、研究、知識の伝達、国際的な展望など、さまざまな評価ポイントに基づいて算出されています。そのため、偏差値だけで大学の難易度を判断することはできません。
日本の大学は、2023年版の「THE World University Rankings」で、以下の順位と偏差値でランクインしています。
順位 | 大学 | 推定偏差値 |
33位 | 東京大学 | 650 |
34位 | 京都大学 | 640 |
51位 | 大阪大学 | 630 |
52位 | 東京工業大学 | 620 |
62位 | 名古屋大学 | 610 |
75位 | 北海道大学 | 600 |
76位 | 東北大学 | 590 |
82位 | 九州大学 | 580 |
83位 | 慶應義塾大学 | 570 |
84位 | 早稲田大学 | 560 |
このランキングでは、東京大学が33位、京都大学が34位と、世界トップ50にランクインしています。また、大阪大学、東京工業大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、九州大学、慶應義塾大学、早稲田大学も、世界トップ100にランクインしています。
なお、日本の大学の偏差値は、学校ごとに異なるため、一概に断言することはできません。しかし、上記のランキングを参考にすると、日本のトップ大学の偏差値は、600~650程度と考えられます。
「THE World University Rankings」で大学が評価される際のスコアは、以下の5つの主要な指標に基づいて計算されます。それぞれが大学の学術的な質や国際的な影響力を反映し、総合スコアとなります。スコアが高いほど、世界的な評価も高いとみなされます。
1. 教育(Teaching) – 配点 30%
- 大学での教育環境を評価します。学生の学びやすさ、教育資源の充実度、学生と教員の比率、博士号取得者の割合、大学の評価(他の大学や雇用主の評価など)が含まれます。
- 大学の教育の質を測る重要な指標とされており、教育環境が整った大学が高いスコアを得やすいです。
2. 研究(Research) – 配点 30%
- 研究活動の量、収入、評判を評価します。研究者の活動規模や大学の研究力(論文発表数や被引用数など)によってスコアが決まります。
- 世界的な研究力が強い大学はこのスコアが高くなり、研究成果が多い大学が上位にランクインしやすくなります。
3. 論文被引用数(Citations) – 配点 30%
- 論文がどれだけ他の研究者に引用されているか、つまり研究の影響力や質を測定します。
- 被引用数が多い論文を出す大学は、研究の影響力が大きいとみなされ、高いスコアを得ます。このスコアは研究の先進性や重要性を反映します。
4. 国際性(International Outlook) – 配点 7.5%
- 大学の国際的な多様性を評価します。外国人学生や教員の割合、国際的な共同研究の割合がスコアに影響します。
- 世界中から学生や研究者が集まる大学は国際的な視点が強いとされ、国際性スコアが高くなります。
5. 産業収入(Industry Income) – 配点 2.5%
- 大学の研究活動が産業界にどの程度貢献しているかを示します。企業との連携や研究による収益がスコアに影響します。
- 実用的な研究や産業界との協力が進んでいる大学は、この分野で高いスコアを得られます。
総合スコア
これらの指標のスコアを合計して大学の総合スコアが算出され、ランキングが決まります。
オックスフォード大学の評価スコアが「700」だと仮定すると、これは非常に高いレベルであり、日本の偏差値に当てはめるとしたら、おおよそ偏差値75以上に相当すると思われます。
オックスフォード大学の入学には、トップレベルの学力だけでなく、優れた課外活動実績、エッセイ、推薦状、面接など多岐にわたる評価が行われます。日本で偏差値75以上の大学に合格できるような学力は必要ですが、それ以上に、幅広いスキルや経験、学問に対する強い情熱と論理的な思考力が求められます。
このため、学力だけでなく総合的な能力が重要であり、単純に偏差値では測れないものの、偏差値75~80レベルと考えられるでしょう。
オックスフォード大学に入学するためには、高い学力に加えて、多方面の評価基準を満たす必要があります。以下はオックスフォード大学の学部課程への一般的な入学手順です。
1. 専攻(コース)選択
- オックスフォード大学には多様な専攻(コース)があり、進みたい分野のプログラムを決めることが最初のステップです。専攻ごとに入試要件が異なるので、公式サイトで専攻ごとの出願条件を確認します。
2. 出願要件の確認
- 出願者は一定の学力基準を満たしていることが求められます。例えば、国際バカロレア(IB)やAレベル、SAT、ACTなどの国際的な資格が一般的な基準です。日本の高校生が出願する場合、IBディプロマや、予備教育課程(ファウンデーションコース)を経てから出願するケースもあります。
3. 出願手続き(UCASでの申請)
- オックスフォード大学の学部課程に出願するには、UCAS(英国大学出願システム)を通じて申し込みます。出願期限は通常10月15日と、他の大学より早いため、早めに準備が必要です。
- UCASを通して、専攻選択、個人情報、成績、推薦状などを提出します。
4. 個人ステートメント(Personal Statement)
- 出願の一環として、個人ステートメント(Personal Statement)を提出します。これは、専攻に対する興味や学びたい理由、学術的な成績や課外活動、ボランティア経験などを述べるエッセイです。特に、学問に対する情熱や将来のビジョンを示すことが重要です。
5. 推薦状の提出
- 学校の教師や指導者からの推薦状も提出します。推薦状は、学問的能力や人格に関する客観的な評価を提供する重要な書類です。
6. 入試試験(Admissions Test)
- 多くの専攻では、筆記試験が入試の一環として求められます。専攻に応じて試験が異なり、例えば、医学ではBMAT、哲学・政治・経済学(PPE)ではTSA、法学ではLNATなど、特定の学部試験があります。
- 試験は通常、出願後に各国の指定された試験センターで受験します。
7. インタビュー(Interview)
- 筆記試験の結果が良好であれば、大学からインタビューの案内が届きます。インタビューは通常、オンラインまたは現地で実施され、大学の教授が学問に対する興味や論理的思考力を評価します。
- インタビューでは、問題解決のプロセスや批判的思考の能力が見られます。解答内容よりも思考過程が重視されることが多いです。
8. 合否通知
- すべての審査が完了すると、通常1月頃に合否の結果がUCASシステムで通知されます。合格者には、大学からオファーレター(合格通知書)が届きます。条件付きオファー(合格条件を満たせば入学可能)もあるため、追加の成績が必要な場合もあります。
9. 必要書類の手配・学生ビザの申請
- 合格が確定すると、学生ビザ(Student Visa)などの必要書類を手配します。ビザ申請には、オファーレターや十分な資金証明が必要です。
重要なポイント
- 入試の難易度が高いため、十分な準備と時間をかけて学力向上やエッセイの練習を行うことが重要です。また、推薦状や個人ステートメントでは、学問に対する情熱や学びたい分野での実績をしっかりと示すことが求められます。
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